Hilbert Transform With dsPIC Copy right 2023 Ja2kai
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dsPICを使ったヒルベルト変換の実験
dsPIC33FJ64GP802を使ったヒルベルト変換の実験です。
このdsPIC33FJ64GP802はカタログに"オーディオリッチ"との宣伝文句があるオーディオ分野での応用を期待させるマイコンです。
しかし、入力側のADCは12bitの分解能しかありませんので、ここでは24ビットのADCであるPCM1808を外付けして"16bit分解能"にしてみました。
さらに、オーディオ入力/出力とも2チャンネル独立とし、一方のチャンネルはバンドパス、もう一方はバンドパス+ヒルベルトの特性を持たせることにしました。そうすることで、この回路はSSBモジュレータの送信/受信の両方の位相処理に対応できることとなります。
dsPIC33FJ64GP802とPCM1808を搭載した基板
---以下、鋭意作成中---
次に回路図、アイロン転写用のパターン及びレイアウトを示します。
#SCH.pdf#回路図です。
#PCB.pdf#アイロン転写用パターンです。
ブラウザのpdf表示では綺麗に表示できませんのでダウンロードしてpdfリーダで印刷してください。また、印刷時にdsPICのピンと寸法が一致するように拡大または縮小してください。
#LAY.pdf#基板上の部品のレイアウトです。
制作上の注意点
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電源はPICライタから供給されます。
実験結果
いやー、回路自体は期待通りに動きました。目論見どおりバンドパスもヒルベルト変換も行われます。そのことは素晴らしい、、でもねーこのdsPICの宣伝文句っておかしいんじゃない?
このdsPICには16bitのDACが内蔵されていますが、それがノイズジェネレータになっている。だから皆様には追試してもらいたくありません。(回路図等を掲載しない理由)
耳で聞いてわかるくらいノイズが出ている。S/N60dbもとれていないんじゃない?S/N90dbの謳い文句はその後カタログから消えているけど、放置しないで改善するべきじゃないのか?と小一時間。。
そんなテイタラクならば出力側にも外付けDACを付けたい気分ですが、それもアンポンタン。どうしようもない気分です。鳴り物入りで登場したdsPIC33FJ64GP802ですがとんでもない半端モノでした。頑張れマイクロチップ!期待しているぞ!